Oracle Cloud Free Tierを試してみる
Oracle Cloud Free Tierに期限なし使えるAlways Freeが追加されたという事なので試してみました。
VMインスタンスの方は、2019/09/22 13時現在「Out of host capacity.」となってしまうので途中までです。
DBの方は接続まで確認できました。
Oracle Cloud Accountの登録
Oracle Cloud Free Tier | Oracle 日本
の「Start for free」をクリックして、
メールアドレスや国名、アカウント名等を入力し、Oracle Cloudのアカウントを作りました。
以下でちょっと詰まりました。
- Cloud Account Nameで入力した名称が後でログイン時に必要となる。
よく見ると、https://myservices-cloud_account_name.console.oraclecloud.com
の名称で使われると書いてある。 - Home RegionはAsia-PacificのJapan East(Tokyo)にしました。
Cloud Data Center Regions and Locations | Oracleを確認すると、
Japan East (Tokyo)の列でAlways Free Cloud Servicesの項目がチェックされているので大丈夫なはず。 - 電話番号はJapan(81)で、先頭の0を除外しないとSMSが届かなかった。
- メールの配信・アカウントが作成されるまでに、15分以上かかった。
Oracle Cloud Accountにサインイン
Sign In | Oracle Cloudのページからログインを行いました。
最初にCloud Account Nameで入力した名称を入れる必要があるのですが、アカウントが作成されるまで、「myservices-*****.console.oraclecloud.com」が見つからないと エラーになるので、しばらくまってから試さないといけませんでした。
Cloud Account Nameを入れた後は、普通にメールアドレスとパスワードでログインできました。
VMインスタンス、データベース作成、データ・ウェアハウスの所に、「常に無料の対象」と書いてある。
あと、左下「開発者ツールの開始」を見てみると、CLIとかも用意されているみたい。
VMインスタンスの作成
左上のVMインスタンスの作成(あるいは、コア・インフラストラクチャ>コンピュート>インスタンス>インスタンスの作成)から、
コンピュートインスタンスの作成画面を表示して設定を行える。
デフォルトの設定で常に無料のオプションが選ばれているみたい。
- OSはイメージ・ソースの変更から変えられる。
せっかくなのでOracle Linux 7.7が選ばれたままにする。
他に、Ubutu,CentOSも無料の対象となっている。
無料対象外らしいが、Windows Server 2008,2012,2016もある。 - インスタンスのサイズは「シェイプ、ネットワークおよびストレージ・オプションの表示」から変更できる。
VM.Standard.E2.1.Micro(OCPU 1、メモリ1GB、ネットワーク帯域幅480Mbps、最大合計VNIC 1) がデフォルトで選択されていて、「常に無料の対象」と表示されている。 - Show Shape, Network and Storage Optionsをクリックすると詳細が入力できる
- 「Do not assign a public IP address」がデフォルトで選択されているので、 「Assign a public IP address」に変える。
- SSHキーの設定でpubファイルを選択し、作成ボタンをクリックする。
- Public IP Addressを接続先に、ユーザー名「opc」、SSHの認証ファイルを使用すれば接続できる。
ネットワークのセキュリティ設定
Webサーバー等を外部から見れるようにするには以下の設定が必要でした。
- コンピュート>インスタンスにある対象VMインスタンスの名前のリンクから詳細を表示する
- 左下のアタッチされたVNICのリンクをクリックする
- VNICの一覧のサブネットに表示されているリンクをクリックする
- ネットワーキング > 仮想クラウド・ネットワーク > 仮想クラウド・ネットワークの詳細 > サブネット に移動しているので、左下メニューの「セキュリティ・リスト」をクリックする
- 一覧に表示されているセキュリティ・リストのリンクをクリックし、詳細を表示する
- ソース・タイプ=CIDR、ソースCIDR=0.0.0.0/0、宛先ポート範囲=80でイングレス・ルールを追加する。(HTTPSを使う場合、同様に443ポートでルールを作成する)
データベースの作成
真ん中・中央のデータベースの作成(あるいは、データベース>Autonomous Transaction Processing > Autonomous Databasesの作成)から、 Autonomous Databaseの作成画面を表示して設定を行える。
(Autonomous Data Warehouse(ADW)は列指向・大量データ、Autonomous Transaction Processing(ATP)は行指向・トランザクション処理)
- デフォルトのまま、トランザクション処理とサーバーレスが選択されている状態ですすめた。
- 常に無料のオプション構成があるので、チェックをいれる。
- ライセンス・タイプの選択は「ライセンス込み」のまま。
- ユーザー名はADMINで固定。パスワードを2回入力する。
- 作成をクリックする。
- プロビジョニング中と黄色で表示されているが、しばらくするとグリーンで使用可能となった。
- DB接続をクリックして表示される「クライアント資格証明(ウォレット)のダウンロード」から証明書をダウンロードしておく。
DB接続の確認
Oracle SQL Developer ダウンロードから、「Windows 64-bit with JDK 8 included」をダウンロードし、接続を試しました。
- Oracle SQL Developerを起動し、左上の緑プラスのアイコンから「新規データベース接続」をクリックする。
- ユーザー名をADMIN、パスワードを指定する。
- 接続タイプを「クラウド・ウォレット」にする。
- 構成ファイルに上でダウンロードした「クライアント資格証明(ウォレット)」を指定する。
- テストで問題がないようなら、そのまま保存・接続。
- SQLワークシートで「select * from user_users;」を実行するとユーザーが表示された!